相続は事前準備が肝心!!

家族で相続について話し合いの機会を持つと、親の有する実家について、

「相続のときは実家を売却して、現金にして相続人で分け合えばいい」という意見をよく聞きます。

これは相続方法として適切な方法であるのですが、肝心な「時間」が抜けている考え方です。

相続による不動産の売却は想定以上の時間がかかることも多く、それは相続の手続き遅延に繋がります。

・不動産の「共有」は危険?

換価分割が注目される前提に、「不動産の共有は危険」という考えがあります。

相続の際に長男と長女がおり、現時点では「幼い頃に長年暮らしていた実家なので現状を維持する」と

合意してたとしましょう。              

ただし5年後は分かりません。

かたや不動産解体を主張し、かたや維持を主張するという場合もあります。

その場合に「両者が不動産の権利を有している」という状況は解決を遠のかせます。

そのため相続の段階で、長男には不動産を譲渡する一方、長女には相当分の現金を渡すという、

相続には「先の問題を摘み取る」考えが必須とされています。

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