土地の売却価格の決まり方②

こんにちは。前回の記事で土地の価格においての①査定価格②売り出し価格③売却価格のうち、査定価格についてご説明しました。
今回は②売り出し価格についてお話ししますね。
 
売り出し価格とは、
まさに、売り出し価格=市場に出る価格 です。
 
前記事で説明した通り、土地や建物を売却する際には、まず不動産会社に査定してもらいますよね。
そして自分の売りたい金額と比較しつつ、なるべく自分の希望金額に近づけてもらい検討して、売り出す価格を決め市場に出します。
高く売りたいからといって相場を無視した高値で市場に出しても売れなければ意味がありません。売れるまで待ってても売れません。これが現実です。
 
しかし必要以上に低い額で売って損をしてしまうんではないか…という不安ももちろんおありだと思います。
損をしたいと思う人がこの世の中にいるでしょうか?
おそらく居ませんよね。
 
上記のように、売りたい価格売れる価格 というのはギャップが生まれてしまう事が多いです。
土地に思い入れがあるのは皆一緒です。しかし、あまりにも相場からかけはなれた高値で売り出しても、誰も買ってはくれません。中でも多いのが、その土地を購入した当時の価格よりも高く売り出す方です。
土地や建物の価格は年々変わります。土地については来年は安くなってしまう可能性もありますし、高くなっていく可能性もあります。
そして建物の価値は下がることはあっても上がることはありません
土地の売却とは、タイミングなのです。タイミングを逃せばそれこそ損をしてしまいます。
 
売れるはずの土地でも、売り出し価格を間違えると買主がいつまでたっても見つかりません
どんどん月日だけが経ち、売りたいのにも関わらず、売れるまでの間の管理費や、そして税金等々がかかってきてしまうのです。
気が付けば、建物の価値さえ無くなり、解体費までがかかってきてしまいます。
ついに売却できた時には、あの時に売っておけば、もっと高かったのに、、、なんてことになりかねません。
 
つまり目先の「高値で売りたい」という思いだけに囚われてしまうと、最終的に損をするということです。
 
現実的な価値を把握し、もちろん不動産会社に希望金額を提示する際、高値で提示するのは重要なことです。なるべく希望金額に近い価値で売り出したいですよね。
 
しかしまずは、需要と供給というものがあるのも忘れないようにしましょう。
 
次回は最終的な③売却価格についてご説明します。

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