老朽化マンションの問題
こんにちは、最近はよく区分マンションのご売却のご相談に乗ることが多いので、
今回はマンションについてのお話です。
老朽化区分マンションが増えていますよね。建て替えればいいのにとは、思いますが、
今老朽化マンションは問題になっているのです。
まず、法制度では区分所有法に定められた建て替えするためのハードルがとても高いのです。
区分所有法62条1には以下の規定があります。
「区分所有者及び議決権の各五分の四以上の多数で、建物を取り壊し、かつ、当該建物の敷地若しくはその一部の土地又は当該建物の敷地の全部若しくは一部を含む土地に新たに建物を建築する旨の決議をすることができる」
つまり、100戸のマンションだとしらた80戸が賛成すれば建て替えを決議できるということです。これは現実的に難しいことです。水道管工事や外壁工事なども莫大な費用がかかるのに、建て替えとなると、それはそれは莫大な費用ですよね、そしてその費用はどこから捻出するのか、というところですが、修繕積み立て金から足りない場合はそれぞれ持ち出しになってしまいます。そんな費用は捻出できない世帯がいる限り建て替えは難しいですよね。
「5分の4」の「賛成」を得るのは簡単ではありません。そしてそのまま建物自体の築年数が建ってしまうとマンションの価値もどんどん下がってしまいます。そんな老朽化区分マンションをお持ちの方は気軽にあおぞら不動産管理にご相談いただければと思います。