新築マンションはなぜここまで高価になったのか?


首都圏の新築マンションの平均価格は2023年に1戸あたり8101万円、㎡あたり122万6000円と過去最高を記録しました。これは10年前の1.6倍、1.7倍に相当します。一方、国民の世帯所得は423万円と低迷しており、新築マンションを買うには年収の19倍から27倍もの費用が必要です。この価格の高騰は、都心居住ニーズの高まり、土地や建設費、人件費の上昇、富裕層や投資家の購入などが要因となっています。新築マンションを買えるのは、夫婦合算年収で1500万円以上のパワーカップルなどの限られた層だけであると言われ、一般国民は中古マンションに目を向けざるを得ません。中古マンションは新築マンションよりも成約戸数やマーケット規模が大きく、リフォーム技術も進んでおり、今後、マンションマーケットは新築と中古で二分化が進むと予想されています。しかし、マンションを選ぶ際には、金利やライフスタイルなどの変化も考慮する必要があります。

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