「フラット35」2024年度は減少傾向に 一部で落ち着きも見られる

住宅金融支援機構は5月2日、2024年度および2025年1〜3月期の「フラット35」の申請・実績状況を公表しました。

2024年度の動向

2024年度の「フラット35」は、全体的にやや落ち着いた動きとなりました。

  • 申請戸数:4万442戸(前年度比0.8%減)
  • 実績戸数:2万7,918戸(同15.7%減)
  • 実績金額:8,828億円(同17.1%減)

内訳を見ると、「買取型」は申請・実績ともに前年を下回っています。

  • 申請戸数:3万5,857戸(同1.4%減)
  • 実績戸数:2万4,975戸(同14.6%減)
  • 実績金額:7,863億円(同16.3%減)

「保証型」は申請がやや増えたものの、実績戸数や金額では前年を下回る結果となりました。

  • 申請戸数:4,585戸(同4.2%増)
  • 実績戸数:2,943戸(同23.8%減)
  • 実績金額:966億円(同22.6%減)

2025年1~3月期の様子

2025年1~3月の期間については、数字にやや持ち直しの傾向が見られました。

買取型

  • 申請戸数:9,192戸(前年同期比14.1%増)
  • 実績戸数:6,564戸(同1.3%増)
  • 実績金額:2,142億円(同2.3%増)

保証型

  • 申請戸数:1,326戸(同39.7%増)
  • 実績戸数:870戸(同12.5%増)
  • 実績金額:288億円(同10.5%増)

全体としては、2024年度を通じて減少傾向が続いたものの、年明け以降、一部でやや動きが出てきた状況です。住宅取得に対する関心の変化や金利動向など、今後の市場環境にも注目が集まります。

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