住宅ローン控除の延長

人生で一番高い買い物と言われる住宅。その住宅を買うために住宅ローンを組まれる方がほとんどだと思います。住宅ローンの控除の期間が延長されたのは記憶に新しいと思います。今回は住宅ローン控除についてみていきたいと思います。

住宅ローン控除は、マイホーム購入者にとっての減税制度であり、その利用期間は情勢によって変化します。2022年の税制改正により、住宅ローン控除は2025年まで延長されました。この延長は、新型コロナウイルスの日本経済への影響とカーボンニュートラル目標に対応するために行われました。控除を受けるためには、2025年末までに住宅ローンで購入したマイホームに入居する必要があります。ただし、売買契約の締結日ではなく、入居期限である点が重要です。また、省エネ住宅や太陽光発電設備を含む住宅の普及を促進するための施策も行われています。

住宅ローン控除は、住宅ローンの金利負担を軽減する制度で、控除額は年間数十万円にもなるため、是非利用したいところ。控除期間は2022年の税制改正で変更され、新築住宅や買取再販住宅は13年、中古住宅は10年となりました。中古住宅の場合は、環境性能に関わらず10年の控除期間が適用されます。

要件も変更され、築年数に関しては、昭和57年以降の建物かつ新耐震基準に適している場合は築年数に関係なく控除対象となります。床面積は通常50㎡以上が対象ですが、一部例外として所得1,000万円以下かつ2023年までに建築確認が済んでいる新築住宅は床面積40㎡以上でも対象となります。また、改正により合計所得金額の要件も2,000万円以下に引き下げられました。

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