板橋の名所。縁切り榎

縁切り榎。名前からはおどろおどろしい響きがありますが、人の往来の激しかった旧中山道に佇んでいます。縁切り榎は東京都板橋区にあり、江戸時代に中山道宿場の一つである板橋宿に植えられた榎の木です。ある時から嫁入りや婿入りの行列がこの榎の枝に覆われた中山道を通ると縁が短くなるとされ、縁切り榎と呼ばれるようになりました。実際、幕末の1861年に皇女和宮が徳川家茂に嫁ぐ際にも、「縁起が悪い」とのことからこの木のある場所をわざわざ迂回したと伝えられています。

現在の榎は三代目で、明治時代に焼けてしまい、二代目が埋められた後、三代目が植えられました。信仰は近代以降に広がり、縁切りだけでなく悪縁を断ち切り良縁を結ぶために訪れる人々も多くいます。

絵馬なども売られておりパワースポットとしても親しまれています。近くに寄った際には寄ってみてはいかがでしょうか。

不動産についてのご相談一切無料
お気軽にご連絡ください