高級商店街 中央区銀座
日本有数の繁華街であり、下町の一つでもある中央区銀座で本日は打ち合わせがありました。
私は田舎育ちのためか、いまだに銀座の高級感に慣れませんが、
いざ降り立つとやはり身が引き締まります。
本日はそんな銀座についてです。
開業半世紀になる銀座ソニービルが取り壊され、取り壊された跡地は一般に開放されるスペース
になるというニュースが記憶に新しいかと思います。
さてそんなソニービルの場所ですが2016年の公示価格は1平方メートルあたり3470万円!
単純計算でビルの敷地面積約707平方メートルでは約246億円もの価値がある土地なのです!
日本一地価の高い商業地として知られる銀座の名は伊達じゃありません!
歴史もある街銀座ですが、今の街並みは戦後の復興によるものが大半を占めていると思います。
戦後は建物の高層化が進み、中央通り沿いの景観は「当時の建築基準法の百尺規制」という
ものが使われ、建物の高さが揃うようになりました。(1尺≒303mm 100尺≒31m)
こういった建物は1960年代までに建設された建物が多かった半面、老朽化した建物の建て替えの際には
容積率制度が導入される1964年以前の建物になるため、建て替え前より小さくなってしまいまし
たが、統一された景観(百尺規制)が阻害されることを懸念した地元と中央区が協議して、
1998年に「銀座ルール」なるものができ開発は大幅に制限されましたが、
2002年に都市再生特別措置法の「緊急整備地域」に指定されたため、容積率が大幅に緩和されました。
そのほかにも銀座という街は都市計画法の特定地区制度や銀座ルールの見直し、銀座街づくり会
議、銀座デザイン協議会などなどいろいろなものが存在します。
日本一地価が高い街銀座にはとても複雑な背景がたくさんありました。
だからこそ日本一地価が高いのかもしれません!